☆「20世紀少年」といえば・・・
はるか6800万年前の太古の地球。現在のアメリカ合衆国の大地に、体重が6トン(象のほぼ6倍)もありながら、原付バイクよりも早い時速40~50kmで走り、さらに3トンともいわれる驚異的なアゴの力をもつ大型恐竜がいました。その大型恐竜とは史上最強の肉食恐竜と呼ばれた『T・REX』のことに他なりません。そんな生態系ピラミッドの頂点に立つ彼らが、おらが春を満喫すること実に300万年あまり。しかしそんな最強を誇ったT・REXも、やがて中生代を終わらせた大絶滅期(6500万年前)に、他の恐竜たちと共に絶滅してしまいます。それから長い年月を経て、時代は西暦の1968年。アメリカならぬイギリス・ロンドンの地において、再びそのT・REXが産声をあげることになるなんて、一体誰が予想できたでしょうか。

とはいっても実際に産声を上げたのは本物の恐竜ではなく、恐竜の名前をグループ名に冠したイギリスのロックバンド"T.REX”だったのです。彼らが1973年に発表したシングル曲「♪20th Century Boy(20センチュリーボーイ)」は、イギリス国内ではなく当時の日本の東芝EMIのスタジオ内でレコーディングされたといういわくつきの作品。またこの曲は最近の日本映画界の大ヒット作「20世紀少年」の主題歌に使われたことで、世間の注目を再び浴びることになります。■20世紀少年 DVDセット (本編DVD3枚組)
それではT.REXの名曲『♪20th Century Boy』をどうぞお聞きください!!
ちなみに1968年のデビュー当初は、マークボラン(アコースティックギター)とスティーヴトゥック(パーカッション)の2人だけのフォークロックデュオ”ティラノザウルス・レックス”として、一部ファンの間でカルトな人気を集めます。それが1970年になってからは、バンド名を"T.REX"と短縮改名。ちょうどこの頃からエレキサウンドを取り入れた彼らは、「♪ライド・ア・ホワイト・スワン」の大ヒットにより、一躍スターミュージシャンの仲間入りを果たします。そして翌年にスティーブカーリー(ベース)とビルレジェンド(ドラム)の2人がバンドに加入。4人組のバンドになって初めて出したアルバム『電気の武者』が、UKチャート1位の大ヒットを記録してからは、「♪ゲット・イット・オン」「♪ジープスター」といった人気シングルを連発し、グラムロックグループとして不動の人気を得るようになるのです。
それではT.レックス1971年発表の2ndアルバム『♪電気の武者』(Electric Warrior)に収録された名曲、『♪ Get it on』(ゲット・イット・オン)をどうぞお聞きください!

『♪ Get it on』
作詞:マークボラン
作曲:マークボラン
Well you're dirty and sweet
Clad in black don't look back and I love you
そう、お前は汚くて愛しいんだ
黒に包まれたまま振り返るな、お前を愛してるから
You're dirty and sweet, oh yeah
Well you're slim and you're weak
お前は汚いのに愛しいんだ
そう、お前はきゃしゃで弱いけど
You've got the teeth of the hydra upon you
You're dirty sweet and you're my girl
お前はヒドラの歯を手に入れたんだ
汚くて愛しいお前は俺の彼女さ
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on
さぁ早く、ゴングを鳴らすんだ、急げ
さぁ早く、ゴングを鳴らすんだ、急げ
★★マークボランにまつわるうそのようなホントの話★★

マーク・ボランは若い頃、フランスで魔女と呼ばれる女性と同棲していたのですが、その魔女から『あなたは若くして大成功を収めるけど、おそらく30歳までに血まみれになって死ぬことになるわ!』と予言されます。この予言のことが頭から離れないマークは、常日頃『ぼくはたぶん30歳まで生きられへん。』と、周囲の人間たちに話していました。この話を聞かされた周囲の人間たちは、どうせマークの軽いジョークだろうと全く気にも留めていなかったのですが、現実は小説よりも奇なり!その預言はなんと現実のものになってしまうのです。それはマークが30歳になる2週間前のこと。内縁の妻でもあるグロリアが運転する車が木立に激突し、同乗していたマークは還らぬ人となるのでした。しかも長年のヘロイン服用のためすでにボロボロになっていた血管が、衝突のショックで破裂したため、まさに全身血まみれだったといいます。それにしても魔女?と一緒に住んでいたという事実もすごいのですが、その魔女の予言どおりに亡くなってしまったというのは、もっとすごいことのような気がします。しかし元々オカルト好きで黒魔術にどっぷりとはまっていたマークのこと。いかにも彼らしい最後だったのではないでしょうか。

管理人が学生の頃、将来は音楽関係もしくはTV(ラジオ)局に就職すると決めていました。そのためあらゆる音楽のジャンルを日頃から聞いてはいましたが、1970年代にはあの吉田拓郎の曲を全曲覚えるのに必死で、T.REXの曲自体はそれほど興味がわかなかったというのが正直なところです。だけど今考えると、ホントにもったいないことをしました。なぜあの頃もっとT.REXの曲を聞いておかなかったのか残念でなりません。ちなみにマークボランが生前こんな事を語ったことがあります。「僕の曲をみんながジョンレノンやチャックベリーのレコードと同じものであると思ってくれたらなあ~!!」と・・・たしかにジョンレノンには少し及ばないかもしれませんが、日本でひとつの映画公開をきっかけに、T.REXの存在が再びクローズアップされ、今も新しいT.REXファンが増えつつあることを考えると、マークボランの作った曲がこれからもジョンレノン同様、多くのファンに愛されていくことは間違いありません。
◆T.REXプロフィール
出身地:イギリス(ロンドン)
活動期間:1967年~1977年

◆バンドメンバー
マーク・ボラン
スティーヴ・トゥック
スティーヴ・カーリー
ビル・レジェンド
◆主なアルバム
T・レックス(1970年)
電気の武者(1971年)
ボラン・ブギー(1972年)
ザ・スライダー(1972年)
タンクス - Tanx(1973年)
ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー(1974年)
ブギーのアイドル(1975年)
銀河系よりの使者(1976年)
地下世界のダンディ(1977年)

◆T-REXプロフィール
活動期間:約6,800万~約6,500万年前
(中生代白亜紀末期マストリヒシアン)
出身地:北アメリカ大陸
学名:Tyrannosaurus rex
体長:約11~13m(ビルの3~4階建てに相当)
体重:5~6t


とはいっても実際に産声を上げたのは本物の恐竜ではなく、恐竜の名前をグループ名に冠したイギリスのロックバンド"T.REX”だったのです。彼らが1973年に発表したシングル曲「♪20th Century Boy(20センチュリーボーイ)」は、イギリス国内ではなく当時の日本の東芝EMIのスタジオ内でレコーディングされたといういわくつきの作品。またこの曲は最近の日本映画界の大ヒット作「20世紀少年」の主題歌に使われたことで、世間の注目を再び浴びることになります。■20世紀少年 DVDセット (本編DVD3枚組)
それではT.REXの名曲『♪20th Century Boy』をどうぞお聞きください!!
ちなみに1968年のデビュー当初は、マークボラン(アコースティックギター)とスティーヴトゥック(パーカッション)の2人だけのフォークロックデュオ”ティラノザウルス・レックス”として、一部ファンの間でカルトな人気を集めます。それが1970年になってからは、バンド名を"T.REX"と短縮改名。ちょうどこの頃からエレキサウンドを取り入れた彼らは、「♪ライド・ア・ホワイト・スワン」の大ヒットにより、一躍スターミュージシャンの仲間入りを果たします。そして翌年にスティーブカーリー(ベース)とビルレジェンド(ドラム)の2人がバンドに加入。4人組のバンドになって初めて出したアルバム『電気の武者』が、UKチャート1位の大ヒットを記録してからは、「♪ゲット・イット・オン」「♪ジープスター」といった人気シングルを連発し、グラムロックグループとして不動の人気を得るようになるのです。
それではT.レックス1971年発表の2ndアルバム『♪電気の武者』(Electric Warrior)に収録された名曲、『♪ Get it on』(ゲット・イット・オン)をどうぞお聞きください!

『♪ Get it on』
作詞:マークボラン
作曲:マークボラン
Well you're dirty and sweet
Clad in black don't look back and I love you
そう、お前は汚くて愛しいんだ
黒に包まれたまま振り返るな、お前を愛してるから
You're dirty and sweet, oh yeah
Well you're slim and you're weak
お前は汚いのに愛しいんだ
そう、お前はきゃしゃで弱いけど
You've got the teeth of the hydra upon you
You're dirty sweet and you're my girl
お前はヒドラの歯を手に入れたんだ
汚くて愛しいお前は俺の彼女さ
Get it on, bang a gong, get it on
Get it on, bang a gong, get it on
さぁ早く、ゴングを鳴らすんだ、急げ
さぁ早く、ゴングを鳴らすんだ、急げ
★★マークボランにまつわるうそのようなホントの話★★

マーク・ボランは若い頃、フランスで魔女と呼ばれる女性と同棲していたのですが、その魔女から『あなたは若くして大成功を収めるけど、おそらく30歳までに血まみれになって死ぬことになるわ!』と予言されます。この予言のことが頭から離れないマークは、常日頃『ぼくはたぶん30歳まで生きられへん。』と、周囲の人間たちに話していました。この話を聞かされた周囲の人間たちは、どうせマークの軽いジョークだろうと全く気にも留めていなかったのですが、現実は小説よりも奇なり!その預言はなんと現実のものになってしまうのです。それはマークが30歳になる2週間前のこと。内縁の妻でもあるグロリアが運転する車が木立に激突し、同乗していたマークは還らぬ人となるのでした。しかも長年のヘロイン服用のためすでにボロボロになっていた血管が、衝突のショックで破裂したため、まさに全身血まみれだったといいます。それにしても魔女?と一緒に住んでいたという事実もすごいのですが、その魔女の予言どおりに亡くなってしまったというのは、もっとすごいことのような気がします。しかし元々オカルト好きで黒魔術にどっぷりとはまっていたマークのこと。いかにも彼らしい最後だったのではないでしょうか。

管理人が学生の頃、将来は音楽関係もしくはTV(ラジオ)局に就職すると決めていました。そのためあらゆる音楽のジャンルを日頃から聞いてはいましたが、1970年代にはあの吉田拓郎の曲を全曲覚えるのに必死で、T.REXの曲自体はそれほど興味がわかなかったというのが正直なところです。だけど今考えると、ホントにもったいないことをしました。なぜあの頃もっとT.REXの曲を聞いておかなかったのか残念でなりません。ちなみにマークボランが生前こんな事を語ったことがあります。「僕の曲をみんながジョンレノンやチャックベリーのレコードと同じものであると思ってくれたらなあ~!!」と・・・たしかにジョンレノンには少し及ばないかもしれませんが、日本でひとつの映画公開をきっかけに、T.REXの存在が再びクローズアップされ、今も新しいT.REXファンが増えつつあることを考えると、マークボランの作った曲がこれからもジョンレノン同様、多くのファンに愛されていくことは間違いありません。
◆T.REXプロフィール
出身地:イギリス(ロンドン)
活動期間:1967年~1977年

◆バンドメンバー
マーク・ボラン
スティーヴ・トゥック
スティーヴ・カーリー
ビル・レジェンド
◆主なアルバム
T・レックス(1970年)
電気の武者(1971年)
ボラン・ブギー(1972年)
ザ・スライダー(1972年)
タンクス - Tanx(1973年)
ズィンク・アロイと朝焼けの仮面ライダー(1974年)
ブギーのアイドル(1975年)
銀河系よりの使者(1976年)
地下世界のダンディ(1977年)

◆T-REXプロフィール
活動期間:約6,800万~約6,500万年前
(中生代白亜紀末期マストリヒシアン)
出身地:北アメリカ大陸
学名:Tyrannosaurus rex
体長:約11~13m(ビルの3~4階建てに相当)
体重:5~6t

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